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AHA/ACCから慢性冠動脈疾患診断ガイドライン2023
2023 AHA/ACC/ACCP/ASPC/NLA/PCNA Guideline for the Management of Patients With Chronic Coronary Disease: A Report of the American Heart Association/American College of Cardiology Joint Committee on Clinical Practice Guidelines. Circulation. 2023 Aug 29;148(9):e9-e119. doi: 10.1161/CIR.0000000000001168. Epub 2023 Jul 20. Erratum in: Circulation. 2023 Sep 26;148(13):e148. PMID: 37471501.
23/7/20
Circulation
コンセンサス
Top 10 Take Home Message
・過去1年以内にMIないEF<50%には長期β遮断薬は推奨されない。狭心症治療としてはCCB、β遮断薬が第一選択。
・非DMにもSGLT2i、GLP-1は推奨。
・脂質管理にはスタチンが第一選択。エゼチミブ、PCSK9、ベンペド酸は選択肢だが、ベンペド酸はデータ不足。
・出血リスク高く虚血リスク高くなければDAPTはなるべく短期間に。
・ビタミン、ω3脂肪酸含むサプリは推奨されない。
・血行再建術は(1)内科的治療にもかかわらず狭心症症状がある場合の症状改善目的、(2)LMTや多肢病変でEF<35%などの生存率改善目的で推奨される。
・臨床的に変化がない場合の定期的虚血検査は推奨されない。
・全患者に食事・運動含む非薬物療法推奨。剤時間を減らし、有酸素運動、レジスタンス運動増やすこと。
・必要に応じて心臓リハビリテーション推奨
・電子タバコは禁煙確立を高めるが長期的安全性は不明で、第一選択療法としては推奨されない。