ChatGPTが2型DM治療薬選択の意思決定支援ツールとしてどの程度活用できるかを後向きに検証。

韓国、内分泌内科を受診した2型DM成人患者85人。
ChatGPT 4.0と臨床医の選択を比較

治療経験のない患者における一致率は、
単剤療法: 69.2%（1回目）、69.2%（2回目）、84.6%（3回目）
併用療法: 12.5%（1回目）、20.8%（2回目）、0%（3回目）
三剤併用療法: 全ての評価時点で0%

とChatGPTと臨床医の処方との一致率は、
単剤療法で最も高く、治療レジメンが複雑になるにつれて減少

「ChatGPTは、治療経験のない患者への糖尿病治療薬選択の意思決定支援ツールとして有用な可能性があるが、治療歴あり、三剤併用療法などの複雑なレジメンでは精度が著しく限定されており、臨床使用にはさらなる改善が必要である」