米国、全国有害事象監視システム（NEISS-CADES）後向き
2022〜2023年に報告されたセマグルチド関連の救急受診症例551件（推計24499件）を解析

主な有害事象として、
消化器症状：69.3%
 ・嘔気・嘔吐：57.6%
　・腹痛：25.1%
　・下痢：12.2%
　・便秘：少数
・低血糖：13.1%（他の糖尿病薬併用時）
・アレルギー反応：5.5&、
・脱水やその他の症状も少数

背景
女性 73.2%、男性26.8%
年齢：55–64歳（24.2%）が最多、45歳以上で全体の70%以上
投与経路：注射94%、経口6%
単剤使用：81.7%、多剤併用：18.3%
入院率：17.9%

セマグルチドの救急受診の大多数は消化器症状（嘔吐、腹痛など）で、注射製剤が大半。低血糖は他の糖尿病薬との併用時に多い。入院は２割程度。