top of page

25/7/8

透析患者の糖尿病治療ガイド2025 改訂

日本透析医学会から13年ぶりの改訂(有料)


・高齢化、栄養障害、フレイル、新治療薬・デバイスなど改訂。


・血糖コントロール指標:


GA: 20%未満、心血管病や低栄養状態の患者では24%未満


血糖値: 透析開始前血糖値(随時血糖値)透析終了時血糖値の測定。透析開始前血糖値は180〜200 mg/dL未満を目標とし、透析終了時血糖値が90 mg/dL未満の場合は透析起因性低血糖のハイリスク


・糖尿病治療薬

・DPP-4阻害薬: 確実な血糖降下作用と低血糖リスクの低さから、内服なら第一選択薬として考慮

・α-GI、グリニド、経口GLP-1は使用可能

・SU、SGLT2i、チアゾリジン薬、ビグアナイド薬は禁忌もしくは推奨しない

・GLP-1受容体作動薬(注射薬): エキセナチド以外使用可能


・インスリン療法:

透析日は血糖変動が顕著なため、インスリン減量(25-50%)や責任インスリンの調整が望ましい。SMBGやCGMを活用。


・栄養

エネルギー摂取量: 1日あたり25~35 kcal/kg

サルコペニア・フレイルを考慮した調整を


・運動

運動はうつ症状、運動耐容能、身体機能、筋力改善に効果

有酸素運動単独またはレジスタンス運動との併用


・糖尿病網膜症:透析導入後も進行しうるため、定期的な眼科受診


・腹膜透析

透析液中のブドウ糖が腹膜から吸収されるため、エネルギー摂取過多による肥満や血糖管理悪化につながる可能性。イコデキストリン液の推奨。


amzn.asia/d/1Lrkd7g

もし間違いに気づかれた方は、

右下のチャットボックスもしくはX (旧Twitter)に

メントいただけると大変助かります!

  • X
Dr.U 糖尿病メモ 
bottom of page