セマグルチドは統合失調症患者の血糖と体重を改善

★★

Sass MR, Klausen MK, Schwarz CR, et al. Semaglutide and Early-Stage Metabolic Abnormalities in Individuals With Schizophrenia Spectrum Disorders: A Randomized Clinical Trial. JAMA Psychiatry. Published online December 3, 2025. doi:10.1001/jamapsychiatry.2025.3639

25/12/3

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Pubmed

介入試験

デンマーク、26週間RCT
統合失調症、SGA（クロザピン/オランザピン）使用中、早期血糖異常（HbA1c 5.4-7.4%）の73人（女性65%）、BMI 36

セマグルチド vs プラセボで、
体重は平均 -9.2kg（-13.3 to -5.1kg）
腹囲は平均 -7.0cm（-10.6 to -3.3cm）
HbA1cは平均 -0.25%（-0.33 to -0.16）

SGAによる代謝異常のリスクが高い統合失調症患者群において、GLP-1RAが有効であることを示す重要な知見。副作用は軽度であり、精神症状への悪影響なさそう。

※記憶では統合失調症へのGLP-1のRCTはこれまでリラグルチドしかなかったような気がします。